2014年9月17日水曜日

5分でわかるトルコ投資 その6

その6: 優れた労働力が支える「モノづくりの国」


トルコへ進出する日本企業、トルコへの投資を考える日本企業にとって、中でもメーカー企業に共通する課題は、いかに「モノづくり」の原点である「品質」の重要性を作業現場に伝えるか、また、熟練した作業者や経験を積んだ社員の流失をどう食い止めるかが挙げられます。これはトルコに係わらずどこでもあることで、ある程度はしようがないことと腹をくくることも必要かもしれません。



トルコ人の勤労意欲の高さは、上記表の通り、作業員の年間病欠日数をみても欧州主要国のなかでトルコは一番少なく、ハッキリとその指標に現れています。現地に進出している日本企業担当者からもトルコ工場で生産された製品の不良率の低さや作業者の品質に対する意識の高さは評価されるところです。

経済の急成長にあわせ労働賃金も連動して上昇するのが常ではありますが、トルコでは出生率が高く、毎年100万人近い新規労働者が生まれているため、賃金上昇率は安定したものとなっています。

筆者は食品、アパレル、皮革、ホームテキスタイルその他数多くの工場を訪問し作業者の姿を前から横から後ろから見ていますが、とにかく、ひたする真面目に黙々と作業に取り組んでいる姿が印象的です。トルコ進出を目指す日本企業にとってはこの上なく頼りになる存在と言えます。


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