2013年12月31日火曜日

トルコ・アンタルヤ「食品&飲料展示会」&「ワインプログラム」特別優待のお知らせ

トルコ進出やトルコとの貿易、トルコに興味ある企業の皆様にとっての吉報です。

このプログラムは、アンタルヤでの宿泊とトランスポテーション(足回り)はトルコ側が負担、航空券は参加者負担という特別優待プログラムです。地中海に面した世界的リゾート地のアンタルヤで、business pleasureをコンバインさせたプログラムに皆さん、参加されませんか?

参加期間は218日(火)から21日(金)までの3泊です。
前後で皆さんのご都合で出張旅行を組まれてはいかがでしょうか。

日程案
1日目: 2/18() アンタルヤ到着
2日目: 2/19() VIP Meetings, 展示会,
3日目: 2/20() 展示会、市内ツアーなど
4日目: 2/21() アンタルヤから移動(帰国)

Anfas Food Product”- 21st International Trade Exhibition For Food
Anfas Bevex”- 3rd Trade Exhibition For Beverage


特別企画「Professionals Tasting Days
飲料の会場では「Professionals Tasting Days」が開催されます。海外からmasters of wine and sommeliers たちを招いての様々なプログラムが満載です。
 · Wine Road Tasting
 · Banquet Wines Blind Tasting
 · Wine and Health Panel
 · Traditional Turkish Foods and Turkish Wines Matching Workshop



参加者条件
食品・飲料関連企業に勤務されている方、ソムリエ・その資格のある方など。
 今後トルコとの食品・飲料分野の貿易やトルコ進出を考えていらっしゃる方もご応募下さい。



申込み・お問い合わせ:
株式会社グローバルメディア 担当:新美

Email: info@turkey-japan.com

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2013年12月29日日曜日

トルコ進出を加速するカゴメ その2

トルコ進出を加速するカゴメと題して第2弾を報告する予定が、すっかり時間が経ってしまった。その間トルコでは、地域開発計画の許認可に絡んだ贈収賄疑惑で閣僚の息子たちが次々に摘発され、5閣僚が辞任し政情が混沌としている。エルドアン首相はこの25日、10人の新閣僚を発表、大幅な内閣改造で乗り切る構えだ。しかし、20人余りいる閣僚の半数を入れ替えるわけで、辞任した閣僚からも首相批判が飛び出している。トルコ国内では首相退陣を求めるデモも始まった。年明けの1月7日、8日には経済連携の強化を目的にエルドアン首相一行が日本訪問を予定しており、難局を乗り切れるかどうか注目される。

さて、話しを戻して、カゴメのトルコ進出に関する続き。
カゴメはトルコを含め世界各地で長年に渡りトマト分散栽培を進めている。製品原料のトマトの調達を安定させ、市場で取引される商品作物と一線を画すことで、経済情勢や気候の変動リスクを回避するのが狙いである。その背景にはカゴメの創業時から培ってきた「種まき」の思想がある。それが世界各地の風土にあわせて開発したトマトの種を農家に託す長期契約栽培である。

栃木県那須塩原市にあるカゴメ那須工場・総合研究所では、世界各地の気象条件にあわせて開発した品種が栽培されている。需給問題解決には、カゴメ専用のトマトの種を契約農家に提供し買い取るもので、トルコを含めアメリカ、ポルトガル、イタリア、中国など世界各地で進められている。カゴメの「脱市場」の取り組みは、契約農家を囲い込むことと、農家に渡すトマトの種も各地の風土にあうよう改良を重ねることで不作のリスク・ヘッジの狙いもあるようだ。そのきっかけは、世界有数のトマト生産国であるトルコ進出のときからという。1982年、今から遡ること30年前である。

日本で販売するトマトジュースやトマト加工品は原料の質に左右されるため、カゴメはトルコの気候風土にあった種の開発に取り組んだ。カゴメの社員がトルコの農家に出向いて種のまき方から水のやり方まで指導し、トマト果汁の濃縮機械も持ち込んで二人三脚で取り組んできたという。

これはカゴメの先代からのDNAと言える。トマト栽培は、カゴメ創業者の蟹江一太郎氏が1899年に始めた。国内外の研究所から種をもらい交換をしたり、カゴメ社員が国内外の栽培地に地道に出向いて種を集めることはカゴメの伝統という。カゴメ総研では毎年、こうして集めた種を数百種類、交配させている。3段階の中間試験を経て、商品化に向けた最終試験に辿り着くまで数年かかり、年間10-15種類がその候補に残る。そして、世界各地の農園に持ち込まれ、栽培用に登録されるのは、年間1~2種類の「狭き門」という。

以下の商品はカゴメのトルコ産のトマトペースト。甘味、酸味、うま味のバランスが好評。(写真はKAGOME FOOD SERVICE INFORMATIONより)



トルコと日本の関係を捉えるとき、エルトゥールル号やイラン・イラク戦争のときの日本人救出劇に話題が向きがちだが、食の世界でもトルコと日本が30年に渡ってこういった地道な交流がなされていたことは新鮮な驚きと言える。カゴメのトルコ進出は一方的なトルコへの経済進出ではなく、双方向に便益を与える好例でもある。ツーリズムの世界でも「ツーウエイツーリズム」という言葉がトルコと日本の間で交わされている。今後、あらゆる分野で「ツーウエイ」「双方向」が進んで欲しい。


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2013年12月16日月曜日

トルコ進出を加速するカゴメ その1

トルコの2013年7~9月期の成長率が4.4%と発表があった。トルコ統計局によると市場予測の4.1%増を上回った。中間層の拡大による個人消費の伸びが、前年同期比5.1%と増え、民間投資も1年半ぶりのプラスとなり5.3%増となった。成長を引っ張ったのは、8.7%増の「建設」と5.5%増の「小売・卸売業」。チャーラヤン経済相は2013年通年の成長率は「4%近く」になるとの見通しを示した。

2023年建国100周年に向け多分野において野心的な目標を掲げるトルコとの貿易投資を加速するカゴメはこの10日に、加工用トマトの種子販売を手掛ける関連会社、タット種苗を子会社化したと発表。報道によれば、「約13億円で株式を追加取得して出資比率を29%から80%に高め、アフリカやアジアの土壌や気候に適したトマトの品種開発を強化する」という。

トルコ進出3年が経つ味の素は、この11月にバルサミコ酢メーカーのキュクレ社の株式50%取得を発表したばかり。日清食品ホールディングもすでにトルコ進出を果たし、昨年の10月にはトルコの食品大手ユルドゥズ・ホールディングと折半出資の合弁会社を設立、海外初となるストレート麺タイプの販売をすでにスタートしている。日本の食品メーカーのトルコ進出が最近目立つ。トルコを起点に周辺地域への展開を目論んでのことと思われる。(下の写真は味の素とキュクレ社提携の記者発表。東洋経済オンラインより。


さて、話しを戻して、カゴメのトルコ進出である。
タット種苗は1987年にカゴメの他に、カネコ種苗10%、住友商事10%、51%をトルコの食品会社の出資による合弁として設立。今回、カゴメがトルコ側から株式を買い取った。タット種苗12月期は約8億4000万円の売上高を見込んでいる。

2,000億円弱の売上高を誇るカゴメであるが、主力の野菜飲料「野菜生活」は季節限定品などが好調だが、トマトジュースの落ち込みや乳酸菌飲料など懸念材料はあるようだ。
来期からは決算期を12月期に変更して、海外子会社と決算期をそろえ予算管理や事業運営の効率化を図る方針で、将来の適用が検討されている国際会計基準(IFRS)に対応する考えである。


カゴメはトルコ進出以外でも、この9月に米国種苗会社の買収を発表するなどトマトの「品種開発」に力を入れている。カゴメにとっては調達先の分散を図ることで買い負けを防ぐことも大事だ。カゴメといえば、創業時から培ってきた「種まき」の思想が有名だ。次の号でその点についても触れたい。

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2013年12月7日土曜日

トルコ ファッションの世界

今日は、取り急ぎ、皆様にご案内です。今日の明日ですが、是非、お出かけください。


トルコ大使館文化部/ユヌス・エムレ インスティトゥートでは、『トルコ ファッションの世界』と題し、宮廷衣装や民族衣装をモチーフとしたトルコの服飾作品の数々を、ファッションショー形式でご紹介することとなりました。

女性服はトルコの服飾や装飾品を研究する、トルコの公的機関「アンカラ・オルグンラシュマ・インスティトゥート」による作品で、男性服は、文化服装学院(東京都・渋谷区)の学生の皆さんが、トルコの生地を使って制作した作品を公開いたします。

●日時: 2013128日(日)
1回公演 1400
2回公演 1600
1回目、2回目ともに公演内容は同じものになります。
●入場: 無料
●会場: 文化ファッション・インキュベーション
   東京都渋谷区桜丘町23-21
   渋谷区文化総合センター大和田 11階ホール
   (渋谷駅下車 徒歩5分)
●作品紹介:
   アンカラ・オルグンラシュマ・インスティトゥート、文化服装学院
●お申込み・お問合せ:
トルコ大使館文化部/ユヌス・エムレ インスティトゥート
151-0065 東京都渋谷区大山町1-19
TEL 03-5790-9927  FAX 03-5790-9928
mail  embassy.culture@turkey.jp
twitter  @yunusemretokyo

Facebook  Yunus Emre Tokyo


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