2018年10月17日水曜日

トルコ、今年の輸出目標額を上回る見込み

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

昨今のトルコとアメリカとの政治的緊張にもかかわらず、今年のトルコの輸出額は、政府の当初目標としていた1700億ドルを上回る見込みである。

トルコ輸出業者協会の会長、イスマイル・ギュッレ氏は「トルコとアメリカとの二国間の政治的緊張は、9月末まで悪い影響を与えていない。9月以降のアメリカへの輸出額は昨年同時期と比べて下落はない。貿易は、政治的緊張の影響を受けることなく続いているという事だ」と述べた。

また、ギュッレ会長は、代替輸出市場を確立するための努力を続けており、これまでにも増して注視しているヨーロッパ市場の他にも違った国々への市場展開と輸出の増加を図りたいと話した。

トルコは、昨年9月から今年9月末までに1650億ドルの輸出を行い、今年の年末には1700億ドルを少し上回る額の輸出になる見込みであるとした。






トルコの輸出市場
トルコではゲームの輸出が伸びている。
2017年のゲーム開発分野の輸出額は前年度から40%増加して7億ドルに達した。
ニハト・ゼイベクジ経済大臣は、「トルコのゲーム開発起業家2023年に向けて25億ドルから100億ドルまでの輸出の目標を維持している。」と述べた。
2018年の輸出目標は10億ドルとしている。


2018年9月16日日曜日

トルコ(イズミール・西海岸)ビジネス視察ミッションのお知らせ

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

UNIDO東京事務所は中東協力センターとの共催で、10月にトルコへのビジネスミッションを計画。日本の民間企業を対象とし、イスタンブール、イズミールを訪問予定です。トルコとは経済連携協定(EPA)の交渉中であり、現地ビジネス環境視察の良い機会としてご検討ください。

1.概要
(1) 目 的      
日系企業関係者とともにイスタンブール、イズミールを含むトルコの西海岸地域を中心に訪問。
現地における日本の政府系機関より「トルコのビジネス環境」についてのブリーフィング、大統領府直轄のインベストメントオフィス(英語:Investment Office、旧ISPAT)やイズミール開発公社(IZKA)等のトルコ政府系機関やトルコ企業との面談、現地に進出している日系企業の工場視察等を通じて、トルコにおけるビジネス機会を発掘する。

(2) 実施主体    
主催・共催:中東協力センター、UNIDO東京事務所、イズミール開発公社(IZKA
後援 JETRO
協賛・協力:在日トルコ大使館(予定)、JICA、エーゲ海フリーゾーン(ESBAS

(3) 内容
-複数の日本企業によるビジネスミッション団を組成してトルコに派遣
  *10社程度を想定
-JETRO及びJICA等の日本政府系機関から「トルコの最新ビジネス状況」についてブリーフィング
トルコ・インベストメントオフィス(旧ISPAT)(予定)、イズミール開発公社(IZKA)等のトルコ政府系団体、イズミール地域を代表するフリーゾーン「エーゲ海フリーゾーン(ESBAS)」、
トルコ西海岸地域最大の「マニサ工業団地」(予定)、現地企業等との面談及び視察
-トルコに進出している日系企業の視察
-原則11名で、参加者は10名程度。
*尚、中東協力センター、国際連合工業開発機関(UNIDO)から職員が同行

(4) 対象者      
・日本の民間企業(参加者は第三国からも合流可能)10社程度(原則11名)
・最低限の英語が話せること。(通訳は同行いたしません)

(5)         
・渡航費(航空券代)、滞在費(ホテル代)、現地の活動費
(移動用車両の交通費、通信費等)は中東協力センターが半額負担。
  *概算ベースとなりますが、上記補助金適用後の総額予算は概ね20万円程度
(成田からエコノミークラスをご利用された場合で、昼食・夕食代は含みません)

2.スケジュール案
 1013日(土) [移動]成田発(関西方面等の空港からも参加可能です)      
 1014日(日) [移動]イスタンブール着  
 1015日(月) [イスタンブール]
 -JETROJICAから「トルコの最新ビジネス情勢」等についてのブリーフィング
 -トルコ政府系機関等を訪問 
 1016日(火) [イスタンブール->イズミール
 1017日(水) [イズミール]
 -イズミール開発公社、エーゲ海フリーゾーン等の訪問
 (日系企業の工場視察あり)
 1018日(木) [イズミール]現地企業個別面談等    
 1019日(金) [イズミール]日系企業の工場視察および市内視察       
 1020日(土) [移動]イズミール発 イスタンブール経由日本へ
 1021日(日) [移動]成田着
 ※皆様からのご要望により、プログラムが変更となる場合もございます。

3.  特記事項
(1)本ビジネスミッションは、ミッション実施に必要な参加希望者が集まった後の実施となります。
(2)参加を希望される方は、9月28日(金)までに申込書に記入の上、ご連絡下さい。
   *参加者は原則1社から1名とさせていただきますが、2名以上の参加を希望される場合は
 その旨も明記下さい。

<申込方法> 
以下URLより、申込書に必要事項を明記の上、以下のご担当者様へメールでお送りください。

(一財)中東協力センター
和山様(wayama@jccme.or.jp
猪俣様(inomata@jccme.or.jp
浅野様(asano@jccme.or.jp

(3)個別企業面談に関しましては、皆様からいただく「申込書」に基づいてアポイントを
    開始させていただきます。
  トルコ側の都合等によりご要望に沿えない可能性もございますが、ご容赦願います。
(4)パスポートの取得は各参加者にて行ってください。
   また、航空券の手配、宿泊先の手配等は原則こちらでアレンジ致しますが、
  状況によりましてはご自身で手配して頂く場合もございます。
(5)希望者多数の場合は抽選とさせていただき、結果のみをご連絡させていただきますので
  ご了承下さい。

【お問合せ】
本件に関するご質問等は下記までご連絡ください。
(一財)中東協力センター(TEL:03-3237-6722・FAX:03-3237-8018
<担当者> 
大矢様:oya@jccme.or.jp、和山様:wayama@jccme.or.jp
猪俣様:inomata@jccme.or.jp、浅野様:asano@jccme.or.jp

トルコの回復力と成長の可能性:在トルコ日本大使インタビュー

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

「短期間の不安定さにかかわらず、トルコ経済は、強い回復力と成長のポテンシャルを秘めていると考えている」と在トルコ日本大使館の宮島昭夫大使は、トルコのHurriyet Daily Newsに述べています。

トルコは中東のメジャーな投資先として日本企業からも注目を浴び、過去5年で28の日本企業がM&Aによってトルコ市場に参入しています。



(Photo by The ABC)


トランプ政権との対立によって生じた金融危機はトルコへの投資を検討する企業に取っての目下最大の懸案事項でありますが、エルドアン大統領が今月の国連総会などの機会を利用してトランプ大統領との和解を図るかが注目となります。
また、エルドアン氏が今月訪問予定のドイツでEUに再び歩み寄る糸口を掴むかどうかも注目です。




2018年8月31日金曜日

HISトルコにホテル開業。現地法人を設立へ

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

エイチ・アイ・エス(HIS)の連携子会社であるHISホテルホールディングスは、トルコにホテル事業を展開するため子会社「H.I,S.&DORAK CO.,Ltd」を設立すると発表しました。

最初の事業としては、温泉保養地として日本人観光客からも人気のパムッカレにホテルを建設予定です。
子会社の設立は今年の10月を予定しており、51%をHISホテルホールディングスが出資し、残りを現地の旅行会社が担う見込みとなっています。


その雄大な景観で人気のパムッカレ

新会社の設立はトルコでのインバウンド事業の拡大と強化を目的としており、パムッカレのホテルは2020年春までに開業予定です。

HISホテルホールディングス
HISホテルホールディンスは「変なホテル」をはじめとした新しいコンセプトのホテルを展開するHISグループの企業。「変なホテル」は2015年に長崎に1号店が開業し、宿泊者のチェックイン・チェックアウトなどをロボットが担当し話題を集めました。その後、千葉県舞浜や愛知県などにも開店し、店舗数を伸ばしてきていました。同社が海外の観光地に企画するホテル。どのようなものになるのか目が話せません。

2018年8月29日水曜日

トルコでトヨタが売上3位。2005年以来12年ぶり

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>


イスタンブール工業会議所(ISO)が発表した2017年の工業部門の売上高上位500社(ISO500)によると、2005年以来12年ぶりにトヨタ・トルコが3位にランクインしました。

上位10社は例年通り、エネルギー、自動車、家電、鉄鋼の4分野が占め、1位は石油精製会社テプラシュ、2位はフォード・オトサンが入り、自動車セクターの好調が目立っています。

トルコの製造業は、1990年代に発展した繊維・衣料品、食品加工などの軽工業から、近年では外国資本の進出によって自動車産業、鉄鋼などの重工業へとより幅広い発展を遂げています。主力となる輸出品目も自動車・鉄鋼が中心となっていますが、これらの製品の生産のための部品や周辺機器などは輸入品への依存が高いのが現状です。

トヨタ トルコ
Toyota Motor Manufacturing Turkey Inc. (トヨタ トルコ)はトヨタの欧州生産拠点の1つです。
1994年に生産を開始し、28万台の生産実績を誇っています。
トヨタ  トルコの2016年の売上は6位であり、2017年には3つ順位を上げました。2017年の輸出額は500社中2位です。
トルコ トヨタはヨーロッパ最大のトヨタの生産工場であり、トルコ最大の自動車メーカー及び輸出企業の1つです。

Photo by トルコ経済新報

トルコの自動車産業
トルコにおける自動車の生産高は、前年比12.6%の167万3,664台、輸出は16.8%増の133万2,794台とともに増加し、過去最高の記録となりました。

自動車工業協会(OSD)によると、2017年の自動車の生産は国内販売の鈍化にもかかわらず、EU向けの輸出の好調が続いたことが過去最高の輸出額に繋がりました。
前述のように、トルコの自動車産業はエンジンなどの主要コンポーネントを海外からの輸入に頼っていることが現状として問題視されていましたが、エルドアン大統領は2017年11月にはプロトタイプの電気自動車を2019年から生産するという国民社計画を発表し、同計画のプロジェクトでは部品も含みすべてを国産とすることを発表しています。

2018年8月11日土曜日

医療観光でトルコを訪れる人が急増

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

トルコを医療観光で訪れている人の数が急速に増えている。

医療観光とは、医療を受けるために自国以外の国へ渡航すること。
2007年にトルコを医療観光が目的で訪れた外国人の数は75000人であった。
2014年には36万人、2017年には70万人と、毎年急速に数を増やしている。
2018年には少なくとも85万人の患者が治療のためにトルコを訪れるとされており、さらにこの数字は伸びるのでは、との見方も出ている。

Photo by AC

医療観光でトルコを訪れる人は、価格、品質、技術や施設などの理由からトルコを選んでおり、欧州の多くの国よりも人気が出ている。
ドイツやロシア、アゼルバイジャンやイギリス、オランダからも来訪している。



トルコの医療事情
トルコの国内には、医療の質と患者の安全性を国際的に審査するJCIが認証する医療機関がある。
トルコ国内にJCIが認証する医療機関は54か所あり、認証医療機関を持つ58か国中、数でみれば21%を占めている。
こういった高品質のサービスに加えて料金が低価格であるということも注目されている。
施術によっては他国の10分の1ほど場合も多い。

トルコ、ファッションブランドの海外進出が好調

<トルコとの貿易・輸出入、トルコへの投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

トルコのブランド協会によると、トルコのファッションブランドは海外で急速に市場を拡大しており、毎日平均2店舗が国外でオープンしているという。

国内での収益率が下がっていることから加速している国外への進出により、2018年初めには3150店であった国外店舗が2018年末には4000店舗に近づくとみられており、2020年には6000店舗になるのではと推測されている。

トルコのブランドが最も多く海外店舗を構えているのはロシアであり、それ以外にもウクライナ、カザフスタン、アゼルバイジャンなどの独立国家共同体諸国での出店が41パーセントを占めている。



トルコのブランドColin's 
Photo by Forbes


トルコの繊維・アパレル業
トルコの繊維・アパレル製造業は低コスト・高品質で知られ、近年アパレルの生産地としての地位を構築してきた。

生産力では一定の評価を得ていたトルコのアパレル産業だが、近年注目を浴びているのはそのデザイン力である。

トルコを代表するファッションデザイナーのメタップ・エライディの服は世界19か国で販売されている。他にもヨーロッパで修業を積んだデザイナーが数多く頭角を現しており、今後のさらなる展開に期待が寄せられている。