2014年2月13日木曜日

ヘルス・ツーリズム展 「Anfas Hetex "5th International Health Tourism Exhibition"」視察レポート Part III(視察続編)


アンタルヤの街中のハマムを訪ねた。アンタルヤでは比較的設備も大きく充実している人気店とのこと。ハマムはこれまで歴史的に「社交場」としての役割も果たしてきた。結婚式や何か催事のあとに家族や身内・親戚、友人などが集う場所で、今もそういった使われ方もあるようだ。女性用のハマムでは、嫁入り前の娘さんが周りのおばさんたちに「身体検査」をされる場でもあったようで、一般大衆向けの街のハマムは人間的な情緒と哀愁が漂っていて、日本の古き良き銭湯とかぶる。下の写真は施設の入り口で、左側が女性、右側が男性の入り口となっている。建物を出た直ぐの大木に何かが取り付けられていて、何かと思ったら、タクシーを呼ぶ無線機であった。入り口を入ったところの受付にも同じタクシーの呼び出し用機器がおいてあった。下の写真で若いお兄さんが立っている受付は、日本でいえば「番台」にあたる。




確かに、待ち合い室というかロビー、フロアー毎に社交場と呼べるスペースが確保されている。建物を中央が一部吹き抜けになっていてゆったりした空間を演出している。ハマムで働く女性スタッフだが、カメラを向けると恥ずかしそうにはするのだが、しっかりと収まってくれる。




宿泊先ホテルThe Rixos Downtown Hotel Antalyaのスパも少しのぞいてみた。スパ毎に売りは異なるようだが、ここは女性客のスキンケア、フェイシャル・ボディのトリートメントに力をいれていて、奇麗になるためのスキンケア製品等の数はかなりラインアップされ、施術のための機器類、更にサウナも充実したものを備えていた。






もうひとつ、Mardan Palaceを紹介しておこう。ヨーロッパ、地中海エリアで最も豪華で最も値段のはる高級リゾートホテルである。なぜ、こんな何もないところにこんな豪華で超ビッグサイズのホテルがあるのか。いろいろ尋ねて分かったことは、アゼルバイジャンの大金持ちがオーナーでトルコ政府からの働きかけもあり壮大なリゾートホテルをつくったようだ。オープニングは2009年5月、建築費用に1500億円を投資。この周辺にやがていろんなものが出来上がって、今後一帯が栄えていくものと期待されている。プールの大きさは地中海エリアでは一番の大きさを誇る。ホテル開業のパーティにはアゼルバイジャン大統領をはじめ、シャローン・ストーン、リチャード・ギア、パリス・ヒルトン、トムジョーンズその他豪華ゲストが招かれたとのこと。超ド派手なホテルである。

建築分野に詳しい同行メンバーの一人が、表には目立たない洗面所内の内装工事を見て、日本では考えられない工事上の不具合などが散見されると指摘していた。一事が万事ではないが、一つの欠陥なり雑駁さがハード・ソフト両面において共通して他にもあるのではと思ってしまう。はなはだ残念である。そんなところに、日本の建築、内装技術がうまく転用されれば双方に取ってメリットが期待できる。現在、トルコと日本政府合意のもと、共同での科学技術大学設立に向け、検討委員会を立ち上げ早期開校を目指している現実もあり、様々な形で両国間に協力・協調関係が生まれその結果ビジネス関係が構築されることを願いたい。そのためには今回のような視察が双方向において実施されることを期待したい。


スパ見学者用のクツをビニールで包む機械







閑話休題。
地元一番の人気レストランがあるというので、ランチに連れていってもらった。そのお店を紹介しておこう。日本からの参加者も「これはうまい!」と絶賛。目の前でつくったものを出してくれる。Fresh from the kitchen!! だ。日本で言えば定食屋さん。
ASLIM SIMSEKというお店。アンタルヤに行かれるときはお立ち寄りください。
TEL0-242-426- 37 520-535-638-98 80の二つがある。パンの上に乗っかった肉に更に野菜やサラダをかけて食べるのである。トルコ人の現地コーディネータもそのときだけは寡黙に食べることに集中していた。観光スポットとして、遺跡もあり、日本にいるかのような気持ちにさせてくれる風情のある滝もある。是非、皆さんにもアンタルヤを楽しんでいただきたい。







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