イスタンブールのボスフォラス海峡に『世界で最も広い橋』ヤウズ・スルタン・セリム橋が、去る8月26日、ついに開通しました。
トルコおよび世界の建築技術の歴史上、非常に大きな一歩となる橋を通じた高速道路の開通式典がサルイェル・ガーリプチェで営まれ、多くの市民が参加しました。
ヘリコプターで到着したエルドアン大統領とユルドゥルム首相は、近隣諸国からの要人も乗せた大統領府のバスで、開通後初の通行を行いました。
ボスフォラス海峡は現在、
・第一ボスフォラス大橋(7月15日のクーデター未遂事件の犠牲者を悼み、『7月15日殉死者の橋』と改名)
・第二ボスフォラス橋として知られる『ファーティフ・スルタン・メフメト橋』
・今回新たに開通した第三の橋『ヤウズ・スルタン・セリム橋』
の、三つの大橋がヨーロッパとアジアを繋いでいます。
さらに海底には『マルマライ』海底トンネル地下鉄が2013年10月に開通しており、今年12月には『ユーラシア・トンネル』も開通予定。
ボスフォラス海峡をつなぐ交通はさらに密になっていきます。
このヤウズ・スルタン・セリム橋は、ヨーロッパ側⇒アジア側に関して、8月31日まで無料、9月1日より有料の通常運用が開始されました。
通行料は一般車両は9.90リラ(約343円)、ホイールベースの幅や数により、積載量の多い車両は13,20リラ(約460円)からとなっています。
一方、アジア側⇒ヨーロッパ側への通行は無料だそうです。
全長2164m、幅59m、322mのタワーを備え、8車線の自動車道と2本の鉄道が通る『ヤウズ・スルタン・セリム橋』。
2013年5月29日に着工した同事業は、39か月で完成を迎えました。
【トルコ進出、トルコ進出コンサルティング、トルコ貿易投資支援の専用サイトはこちらから】
0 件のコメント:
コメントを投稿