2015年3月2日月曜日

武田薬品がトルコの製薬大手企業を買収

2月24日付で、武田薬品の100%子会社である武田GmbH(所在地:ドイツ/コンスタンツ)が、トルコの大手製薬会社Neutecの子会社Toplam Kalite(トプラム カリテ)を145億円で買収したことを発表しました。

この買収を通じ、消化器系・呼吸器系・代謝系・筋骨格系疾患領域における13製品からなるNeutec社のポートフォリオを獲得する契約を締結。トルコ国内の製薬企業上位20社以内を目指します。武田 GmbHは2015年度第1四半期中に買収を完了する見込みとのことです。


武田薬品の中近東・アフリカ地域のヘッドであるDanilo Cassaniは、

「当社は、本買収を通じ、東欧・中東におけるキーとなる最大の医薬品市場であり今後5年間で年約6%の成長が見込めるトルコ市場における取り組みを継続的に推進してまいります」

と述べています。

Neutec社のCEOであるMahmut Bilgiçは、

「武田薬品のようなベスト・イン・クラスのグローバル企業と本契約を締結したことを誇らしく思います。本契約は、当社と多国籍企業との最大のパートナーシップの1つです。これにより、当社の主要製品の市場におけるポジションを強化するとともに、さらなる患者さんのニーズに応えるための研究開発活動を強化してまいります」

と述べています。

武田薬品はこの五年間、武田GmbHの子会社である武田 İlaç Sağlık Sanayi Ticaret Limited Şirketi(武田トルコ社)を通してトルコでの事業を行ってきましたが、本買収により、中近東・アフリカ地域の最大市場で今後成長が見込まれるトルコへの投資をより強化するものとしています。

※参考※
武田薬品ニュースリリース
薬事日報

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