2016年8月17日水曜日

リオ五輪、トルコの注目選手

<トルコとの貿易・輸出入、トルコ投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

オリンピック開催中、眠れない日々を過ごしている方も多いことと思います。

各国選手の超人的な技能に目を見張り、緊張に息をのみ、激しい戦いに手に汗握り、歓喜や悔し涙をともにする…世界中の多くの人が共有できるイベントとして、やはり五輪の力は偉大だと実感します。

メディアからは各種競技で日本人選手の華々しい活躍が報じられていますが、一方日本以外の国に関してはボルト選手レベルのスーパースターでなければなかなか私たちが情報に触れる機会がないのは残念です。

せっかくトルコ情報サイトですので、トルコの選手団と注目選手について少しご紹介いたします。

トルコは代々レスリング重量挙げが非常に強い国です。
今回の五輪でも、現時点で合計3個の獲得メダルはこれらの競技によるもの。
(レスリングで銀と銅を各1個、重量挙げで銀を1個)

ダニヤル・イスマイロフ:重量挙げ男子69㎏級・銀メダル

リオ・オリンピックでトルコ初のメダルをもたらしたのは、24歳トルクメン出身のイスマイロフ選手。

ルザ・カヤルプ:レスリング男子グレコローマン130㎏級・銀メダル

今回惜しくも銀メダルとなったカヤルプ選手。金メダルだけを目指してきたと悔しさをにじませます。
「前回が銅メダルで今回が銀メダル。2020年東京で必ず金を獲得する」と宣言しています。

ジェンク・イルデム:レスリング男子グレコローマン98㎏級・銅メダル

ロンドンではメダルに手が届かず、今回初めて獲得したオリンピックのメダルに喜びを隠せない様子。今30歳のイルデム選手は、「東京オリンピックで金メダルを取って華々しく引退したい」と話しています。

バスケットボール女子も頑張りました。

トルコで「バスケの妖精たち」と形容されるトルコ女子チームの精鋭たち。
リーグ予選で日本チームに76-62で勝利し、順調に勝ち進んでいましたが、準々決勝で64-62と僅差でスペインに敗れ、惜しくも4強を逃しました。

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本日以降、まだ残っているトルコの出場競技は以下の通り。

・男子ハンマー投げ
・カヌー・スプリント女子カヤックシングル500m
・男子5000m
・レスリング女子フリースタイル53kg級/58㎏級/63kg級/69㎏級/75kg級
・近代五種女子個人
・男子200m
・男子4×100mリレー
・テコンドー男子68㎏級
・男子400mハードル
・テコンドー女子67㎏級
・レスリング男子フリースタイル57㎏級/74㎏級
・女子5000m

特に注目すべきは、やはり女子レスリング
トルコでレスリングと言えばオイル・レスリングが有名ですが、オイル・レスリングの本場エディルネで練習を積んだ精鋭たち↓↓↓

本日8月17日は、58㎏級:エリフ・イェシルウルマック選手/69㎏級:ブセ・トスン選手
明日8月18日は、53㎏級:ベディハ・ギュン選手/63㎏級:ハフィゼ・シャーヒン選手/75㎏級:ヤセミン・アダール選手
が出場します。
強豪・日本勢との闘いは見られるのか、期待が高まります。

本日男子ハンマー投げ予選に出場するエシュレフ・アパク選手は、2004年アテネ・オリンピックで銅メダルに輝いた34歳のベテラン選手。この時は、もともと4位だったのが、銅メダル獲得のハンガリー選手のドーピングによるメダル剥奪で繰り上がり入賞となり、世界の注目を集めました。トルコの陸上選手がオリンピックでメダルを獲得したのは、この時実に50年以上ぶりだったとのこと。


また、20日の女子5000m決勝には、第一ラウンドを8位で通過した、ケニア出身トルコ人のヤセミン・ジャン選手の出場が決まっています。


もうひとつ、トルコの大手紙Cumhurriyetにちょっとおもしろい記事があったのでご紹介します。
男子200mの予選を10位で通過したトルコ人のラミル・グリエフ選手



新聞には次のような見出しが躍っています。

『ウサイン・ボルトを超えたトルコからの唯一の名前』
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陸上男子200m予選で準決勝に勝ち上がったラミル・グリエフは、総合順位でウサイン・ボルトを抜いた。もう一人のトルコ人選手ジャック・アリ・ハーヴェイは予選落ちとなった。グリエフは、総合順位でボルトを下したトルコ人として唯一の名前となった。
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予選とはいえ「ボルトを超えた」と言い切ってしまうあたり、さすがトルコの新聞です(笑)。

20.23秒のタイムで10位通過した26歳のラミル・グリエフ選手。
一方、予選通過のためだけに余裕の走りを見せたウサイン・ボルト選手のタイムは20.28秒。
その差、わずかに0.05秒…。

いずれにせよ、高順位につけているラミル氏の実力は確かなもの。
インタビューでは、特に意識しているライバルとして、ウサイン・ボルト(ジャマイカ)、ラショーン・メリット(アメリカ)、ジャスティン・ガトリン(アメリカ)の3人の選手の名前を挙げています。

準決勝での本気勝負に期待したいと思います。

トルコ選手の活躍、まだまだ見逃せません!!

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