2015年6月20日土曜日

大成と大林組がトルコ原発の建設に参加

大成建設と大林組が、トルコ北部シノプでの原発4基の建設に参加する。フランスのブイグなどとジョイントベンチャーを組む。日本のゼネコンによる海外での原発建設は今回初めて。注目されている。
世界的な電力需要の高まりを背景に新興国を中心に日本企業は海外での原発建設のノウハウを蓄積していく。着工予定は2017年を見込み、2023年の稼働を予定。
2年前に安部総理がトップセールスでトルコを訪問、2兆円の原発受注はそのときの最重要課題でもあった。シノプには4基の原発を建設予定だが、2兆円の総事業費のうち、工事費は4000〜5000億円と見積もられている。
                    2013年10月29日、エルドアン首相(当時)と安倍首相(写真:共同)
三菱重工業などが管理・運営会社として参画し、大成建設が主幹事となり、大林組が加わることで日本企業を中心に進めることとなる。そのため、日ト政府間事業のため競合なしで進められる見込みである。事業会社は1キロワット時あたり平均10.80~10.83米セントを売電価格として資金を回収していく。トルコの電力会社と20年の電力購入契約を結ぶ予定だ。
日本では現状、新たな原発の建設が見込めない。トルコなど海外に積極的に進出することで、日本企業の原発の技術力を維持する狙いも背景にあるようだ。
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