2016/17シーズンのエーゲ地域の柑橘類生産量予測が発表され、地域の生産者の顔をほころばせています。
エーゲ青果物輸出企業組合は、地域の柑橘類生産量把握のためエーゲ農業調査機関に調査を依頼。調査チームはエーゲ地域のイズミル、ムーラ、バルケシル、アイドゥンで、生産者たちと直接対面しながら調査を進め、結果、エーゲ地域の柑橘類生産量合計は2016/17シーズンで511,711トンに達すると予測しました。
柑橘類生産量予測チームは、マンダリン生産量は219,533トン、レモンにおいては68,336トンで増加が見込まれているとする一方、オレンジは221,302トン、グレープフルーツは2,540トンと減少すると予測しています。
トルコ輸出業者協議会議員でありエーゲ青果物輸出業者組合会長のルザ・セッヤール氏は、
「エーゲ地域の柑橘類生産量は今シーズン15%増で品質も上々。ロシアへの輸出が再開し、生産者・輸出業者ともに顔がほころぶシーズンに」と言及し、更に「トルコ柑橘類の主要輸出先はロシアで全体の35%を占め、マンダリン、レモン、グレープフルーツの対ロシア輸出が第一位、オレンジは二位。シーズンのスタートに合わせロシア市場が開かれたことで生産者・輸出業者は勢いづき、セクターすべての関係者の努力が報われそう」と期待を寄せています。
輸出品目としては、レモンとマンダリンがほぼ同率首位となっています。トルコ料理に欠かせないレモンは、およそ70か国に輸出され、世界中の食卓に届けられています。
日本ではトルコ産柑橘類ではグレープフルーツが解禁されています。地中海沿岸で育まれたトルコ自慢の味、ぜひ日本にももっと多くの種類が届いてほしいですね。
製品名 | 輸出額(USD) |
レモン | 298.072.768,34(≒約298億円) |
マンダリン | 298.045.722,63(≒約298億円) |
オレンジ | 168.644.710,27(≒約168億円) |
グレープフルーツ | 75.512.294,61(≒約75億円) |
合計 | 840.275.495,85(≒約840億円) |
輸出先ベスト3【レモン】
1. ロシア | 73,800,000ドル(≒約73.8億円) |
2. イラク | 42,000,000ドル(≒約42億円) |
3. サウジアラビア | 29,000,000ドル(≒約29億円) |
輸出先ベスト3【マンダリン】
1. ロシア | 144,800,000ドル(≒約144.8億円) |
2. イラク | 67,000,000ドル(≒約67億円) |
3. ウクライナ | 35,000,000ドル(≒約35億円) |
輸出先ベスト3【オレンジ】
1. イラク | 69,500,000ドル(≒約69.5億円) |
2. ロシア | 54,500,000ドル(≒約54.5億円) |
3. ウクライナ | 14,000,000ドル(≒約14億円) |
輸出先ベスト3【グレープフルーツ】
1. ロシア | 21,000,000ドル(≒約21億円) |
2. ルーマニア | 6,500,000ドル(≒約6.5億円) |
3. オランダ | 5,700,000ドル(≒約5.7億円) |
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