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2013年11月29日金曜日

続編「エクスペディア・ベストツーリスト2009」アンケート調査から見るトルコと日本


オンライン旅行会社Expediaは、欧米およびアジア地域のホテルマネージャーに対して、国別に観光客の評判に関して調査を実施。ベストツーリストに、3年連続で日本人が選ばれたと発表。昨日の続編である。データは2009年のものだが、総じて、過去3回の調査の中で大きな差異はないとのことで、応分の国別観光客の検証が可能かと思われる。

 下記9項目の質問に関して「最良」か「最低」による質問形式のアンケート。日本人は「行儀の良さ(その国のマナーや一般的なエチケットを守る)」「礼儀正しい」、「部屋をきれいに使う」、「騒がしくない」、「不平が少ない」の項目において1位に。「旅先での気前の良さ」5位、「チップの気前の良さ」5位、「ベストドレス(おしゃれ)」4位と、ほぼすべてのランキングで上位にエントリー。唯一「現地の言語を話す」においてワースト3位であった。

質問項目
1. 旅行中の素行(現地のエチケットや常識に従って行動する)がいいのは? 悪いのは?
2.
ホテルスタッフに対して最も礼儀正しく丁寧なのは? 失礼なのは?
3.
あなたの国の言葉を、最も話そう、もしくは学ぼうと努力するのは? しないのは?
4.
旅行中に最も気前よくお金を使っているのは? あまり使わないのは?
5.
最も気前よくチップをくれるのは? あまりくれないのは?
6.
最も部屋をきれいに使うのは? 最も汚すのは?
7.
一般的にみて最も静かなのは? 最も騒がしいのは?
8.
旅行中に最もおしゃれで、場所にあった適切な服装をしているのは? していないのは?
9.
最も苦情が多いのは? 少ないのは?
さて、トルコであるが、トータルランキングで言えば、27国中24位。
「礼儀正しい旅行者」では、下位5カ国の中に。アメリカ人、フランス人、イタリア人、スペイン人、トルコ人が下位を競っている。

「滞在地の言語を話そうとする旅行者」でも下位5カ国にランクイン。フランス人、日本人、イタリア人、トルコ人、チェコ人。

「旅行者のファッションについて」ではアメリカ人、ドイツ人、オーストラリア人、トルコ人、ギリシャ人と下位5カ国組である。

以上、トルコが残念ながら上位ランキングには入っていないが、個人的にトルコを旅行していて、よく出向くアメリカやインドその他に比べて総合的にトルコには好印象を抱いている。とりわけ、土地の人たちのfriendliness、親しみ易さ・近しみ易さは抜群で、私のランキングではトップクラスである。意外なエクスペディアのホテル・マネジャーの回答結果ではあるが、一面をついているのかもしれない。



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2013年11月23日土曜日

トルコ航空 イスタンブールラウンジ

トルコ航空のイスタンブールのラウンジは評判がいい。広くて席数が多い。出されるものがバラエティがあってシェフがその場で作ったものを出してくれる。飲み物の種類も豊富、お酒も豊富だ。

ざっくりとご覧にいれよう。入り口付近。ロッカーも置かれている。ただ、不備のあるロッカーも以外と多い。4桁の番号を入れて開閉を行うのだが、開かないことがたまにある。その都度、コンセルジュを呼ばなくてはならない。何度も同じトラブルがあるのだろう、返事一つせず、黙って付いてきて対応にあたる。開閉部分のカギに問題があるのかと思っていたら、プラスチック製透明ロッカー自体の構造上の欠陥で正面扉そのものを持ち上げて錠の部分をあげて外すという、想像を超えたソリュショーンで問題解決を図った。よくあるのだろう、慣れたものであった。




トルコはホテルもそうだが、5つ星であっても私の限られた経験だが大体何か問題がある。それは設備ハード面、サービスソフト面の両方においてである。最近は同じ5つ星ホテルに泊まっている。ロケーションがよくどこへ行くにも便利なためである。最初はシャワーから黄色に近い茶色のお湯が出て来た。配水管が錆びていたのだろうか。以前よくインドのホテルで経験した泥のような茶色の色とは違って色が黄色く部屋をかえてもらった。2回目はお湯をひねってもお水の状態でいつまで待ってもお湯が出てこず、これも部屋をかえてもらった。排水溝も悪く、水がよく流れない。この程度のことは海外を旅行をしていればよくあることで、余り、気にはならない。しかし、迅速な対応ができないこと、何が原因かの説明がない。ホテルのフロントは英語ができても、修理担当者は先ず英語が話せない。着いた日の夜にそうだと、再チェックインに1時間近い浪費となる。最近は、お湯のチェック、排水溝のチェック、エアコンのチェック、WiFiのチェック・・と入室時のチェックには余念がない。そういう自分が可笑しいが、今では、荷物を開ける前のお決まりとなっている。

話しがそれてしまった。サラダ、スープのコーナー。サラダソースの種類も多い。パスタもある。アメリカで食べるパスタは麺が柔らかく余り好きでないが、トルコもそうなのかと思っていたがこのラウンジのトマトソースのパスタは上出来。トルコで採れるトマトが美味しいからだと思われる。





上の写真のシェフが作るトマトソースのパスタは最高であった。彼にそのことを伝えると顔を赤くして喜んでくれた。そういう純粋なところがトルコの人たちの私が好きなところで、上記のような未熟・未発達のサービスも相殺されてしまう。サービス業に従事する人たちの中でたまに感じる横柄とも受け止められかねない態度が改善向上され、更なるサービス精神とその実行態度が備わったならトルコは凄いことになるといつも思う。

羊の肉、鶏肉もその場で料理して野菜と一緒に出してくれる。
トルコ風ピザ、これも焼き上がると行列ができるほど。




次はデザート。都内ホテルのデザートブッフェと比べ遜色がない。飲み物も常に補充している。トルコ航空のイスタンブールのラウンジはこんな感じだ。







昨年、日本からトルコを訪問した延べ人数は21万人近い。来年は、トルコ航空の便数の増加もあって、35万人に膨れ上ると大胆な予想がなされている。将来、イスタンブールのラウンジには、日本語対応のコンセルジュも必要となるだろう。イスタンブールを起点にヨーロッパ含め周辺国への旅行を奨励するとなると、日本人向けラウンジも必要となるだろう。そうなったときには、トルコと日本は新たなステージに入っていくことになるだろう。

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2013年11月2日土曜日

マルマライ海底鉄道、ついに始動!


「トルコ150年の悲願」、ヨーロッパとアジアを繋ぐ海底鉄道【マルマライ】が、共和国建国90周年を迎えた1029日に開業、記念式典が盛大に行われました。

                   
                                        ※写真引用;http://www.radikal.com.tr/fotogaleri/turkiye/marmarayda_ilk_sefer-1158016-8
アジア側ウスキュダルの会場には陸・海・空から厳重な警備が敷かれ、押し寄せた大群衆が見守る中、日本の安倍晋三首相を始め、ルーマニア首相、ソマリア大統領他、8か国から9名の大臣が来賓として、またトルコ国会議員、官僚などが参加する一大式典となりました



                                                    ※;写真引用;http://www.radikal.com.tr/fotogaleri/turkiye/marmarayda_ilk_sefer-1158016-12
                     ※;写真引用; http://www.radikal.com.tr/fotogaleri/turkiye/marmarayda_ilk_sefer-1158016-4


開通スピーチに先立ち上映された映像では、イェニカプの発掘調査を紹介。開発に伴う掘り起しの際、各地から遺跡が出土し、それが工事の障害にもなっていました。遺跡調査も尊重され、イェニカプの発掘調査ではイスタンブールの歴史が8500年前に及ぶことを改めて知ることとなりました。

記念すべき初回運行では、ウスキュダル出発の列車の機関室に、安倍首相を含め各国の閣僚、ギュル大統領、エルドアン首相が乗り込みました。


(おエライ人たちを狭い機関室にごちゃっと押し込めてしまうこの光景がとてもトルコ的と思うのは私だけでしょうか…。)
列車は海峡の下を通過する際、海峡の最深地点で停車。首相らが記念プレートを掲げたことで、海峡通過4分とされる運行時間が20分かかり、トルコのツイッターは一時騒然となりました。


オスマン時代に設計図が描かれ、これまで何度も計画されてはとん挫を繰り返してきた国家プロジェクト。日本の大成建設、トルコのガマ重工業、ヌロール社の企業連合で20045月に着工、実に9年に及んだ大事業がついに実を結ぶこととなりました。


これまで、ボスフォラス海峡を渡る手段は、1973年に開通した第一ボスフォラス橋日本の政府開発援助のもと1988年に建設された第二ボスフォラス橋海上交通としてのフェリー、という3つのルートでした。
陸路は朝夕のラッシュアワー渋滞が社会問題視され、最も速い手段とされるフェリーでも大陸をまたぐのに30分を要していました。輸送問題はかねてよりイスタンブール都市開発における大きな焦点で、五輪招致活動でもこの点が最大のウィークポイントでした。


そもそもトルコは鉄道網があまり発達しておらず、基本的には車社会です。長距離移動も、公共交通機関では鉄道より高速バスがメジャーです。市内には一部地下鉄や路面電車も走っていますが、市内各地を網羅しているバスやドルムシュ(乗合タクシー)の方が、庶民の生活に密着している印象があります。


今回のこのプロジェクトで、既存の鉄道路線も利用しつつ、ヨーロッパ側のハルカルからアジア側のゲブゼまで76km104で結ぶことが実現されました。ハルカルを出発した列車はイェディクレ駅から地下に入り、イェニカプ駅、シルケジ駅、ボスフォラス海峡を通ってアジアに渡り、新設された地下のウスキュダル駅を過ぎて、ソウトゥリュチェシュメ駅で地上に出ます。駅数は、新設または改修された地上の駅に、地下に新設された3駅を加えた全41駅となります。

 

地図上の赤いラインが地上の路線、白いラインが海底を通る部分です。

気になる運賃ですが、従来の市内運賃と同じく1.95トルコリラ(約96円)とのこと。激安です!

しかも開通から15日間は無料運行とすると、エルドアン首相。

主要な各駅からのバスやメトロへの乗り継ぎも配慮されており、今後のイスタンブール市民の生活に大きな変化を及ぼすことは間違いないでしょう。
・・・とは言うものの。
個人的にはフェリーでのんびりと海を渡るのも風情があって好きです。
ビジネスの時はtime is moneyですが、お時間が許すならぜひ、海風に吹かれてチャイなど飲みながら海峡横断を楽しんでみてください。ゆったり流れるトルコ・アワーを感じられるひと時です。
※ニュースソース;

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A4%E8%A8%88%E7%94%BB

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