2013年12月2日月曜日

日本・トルコ経済連携協定(EPA) を考える その2

トルコは経済の自由解放政策を掲げている。BIT (二国間投資協定)やFTAなどの国際通商協定によって経済発展を図る政策を積極的に推進している。トルコはEUとの間に関税同盟を1996年に発行しており、そのため、EU がFTAを締結した20以上の国・地域との間でトルコもFTAを締結している。EFTA, イスラエル、チュニジア、モロッコ、エジプト、チリ、韓国等である。韓国等は、この前のブログ(その1)を見ていただくと分かるが、アタチュルク国際空港を出たところにHYUNDAIの大看板広告を出して存在感をアピールしている。

トルコは日本を含む75カ国と二国間投資協定を結んでいる。日本は2013年4月からEUとの間でEPA交渉をスタート、加えて、トルコ・日本のEPAが締結された暁には、日本はEUとトルコを合わせた6億人を超える市場に乗入れることになる。

日本企業のトルコへの進出は、これまで自動車やその部品といった分野が先行。最近は消費市場である化粧品や食品、医療機器、医薬品、医療サービスなどと多岐に渡っている。更に、エネルギー分野やインフラ分野の市場拡大も見込まれ、日本とトルコ間でのビジネスを加速させるためには経済連携協定が一層求められるところである。

2003年就任のエルドアン首相は全方位外交を展開し、EU以外の地域や国との政治・経済関係の強化を図ってきた。トルコのヨーロッパ、アジア、中東・北アフリカ、中央アジアの結節点というハブ的役割を果たせる地理的な優位性の活用は日本にとっても、トルコ企業との協業強化によって、これら新興国市場への更なる展開の可能性を大いに秘めている。

さて、日本からトルコに輸出しているものは前述の通り自動車、自動車部品、機械・工具類が目立つが、輸出のトップ5をあげると下記の通りである。

No.1: メカニカルショベル、エキスカベーター、ショベルローダーで約220億円。
No.2: 合金鋼のフラットロール製品で約134億円。
NO.3: 自動車(シリンダー容積が1500立方センチメートルを超え3000立方センチメートル以下)で69億円。
No.4: 平型編機で67億円。
No. 5: 自動車(シリンダー容積が1500立方センチメートル以下)で63億円。

ちなみに、日本の対トルコ輸出額上位30品目(2012)の合計額は2,414億円で、かたや、対トルコ輸入額上位30品目(2012)は575億円となっている。日本からの輸出が圧倒的に多い。

さて、トルコから日本は何を一番輸入しているのか、気になるところである。
ナンバーワンはなんと、黒マグロである。日本人は世界一のマグロ消費国であることは有名だが、年間60億円のマグロをトルコから買っている。No.2はロータリーエンジン、ディーゼルエンジン等に使用する部分品で34億円。No.3は紙巻きタバコで24億円。
次に、私たちの日常に馴染みのある食品が来る。No.4 はパスタ類で22億円、No.5はトマトピューレやトマトペーストである。食品はその他にもオリーブオイル、ドライフルーツ、ゴマ、ヘーゼルナッツなど。衣料品も最近増えつつあり、絨毯やラグその他ホームテキスタイル製品も増えている。

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