2013年10月31日木曜日

安倍総理トルコ訪問 その1

10月28日〜30日、安倍総理はトルコを訪問しました。年に2回、同じ国を訪問するのは珍しいことです。外務省のホームページから抜粋してお伝えします。


トルコの第一日目は、イスタンブールのカディル・トプバシュ市長の表敬とマルマライ・プロジェクトJV主催レセプションへの参加です。そのレセプションで次のように総理は述べました。

            レセプションでの挨拶(写真:内閣広報室)


「私がまだ若いころ日本で、「飛んでイスタンブール」という曲が流行ったことがありますが、今日、朝、日本を出発して飛んでイスタンブールへやってまいりました。日本は今、夜中の2時ぐらいでありますが、今日この素晴らしい会場へやってまいりまして、トルコの皆様の温かいおもてなしに接して眠気もふっとびました。

明日、トルコ建国90周年という記念すべき日に、トルコの人々にとって150年越しの夢とも言えるボスポラス海峡横断地下鉄が開通をいたします。日本とトルコの協力により達成されたこの歴史的偉業に、心よりおめでとうと申し上げたいと思います。

ユルドゥルム運輸・海事・通信大臣をはじめとするトルコ政府の関係者の方々、大成建設、ガマ社、ヌロール社の日本・トルコ企業の皆様、このプロジェクトに携わった全ての皆様に心から称賛の意を表したいと思います。

イスタンブールは数千年に及ぶ歴史を積み重ねた古い古い都市であります。工事を進める度に出土する遺跡の調査で、工事の遅延に大変ご苦労されたという風に伺っております。ボスポラス海峡のふもと、地下60メートルの深さにトンネルを造るということは不可能に近い工事だという風に伺いました。不可能を可能にする、その関係者の皆様の、その意志の強さ、情熱に対しまして改めて敬意を表したいと思います。

日本政府としても、1999年以来、今計画実現のために約15億ドル以上の円借款を提供し、この壮大な夢を実現するためのパートナーとなれたことは喜ばしい限りでありますし、また日本人として誇りとするところでございます。来年は日本とトルコが国交関係を樹立をして90周年を迎えるわけでありますが、今回のこのボスポラスを結ぶ横断鉄道が、まさに日本とトルコの友情のシンボルとなって、両国がますます関係を密にし、両国関係が発展することを期待しまして、私のあいさつとさせていただきたいと思います。ありがとうございました。」

筆者も生で安倍総理の総理でない頃のスピーチを聴いたことがありますが、自然体でユーモアに富んだ軽妙なスピーチであったことを思い出します。先日のオリンピックの開催国を決めるプレゼンの場でのスピーチも安倍総理らしい言葉遣いと論理構成でした。


【トルコ進出、トルコ進出サポート、トルコ進出支援、トルコ貿易投資の専用サイトはこちらから

0 件のコメント:

コメントを投稿