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2015年7月6日月曜日

日本で≪トルコ・コーヒー×ロクム≫展開


日本のある大手コーヒーチェーンが、トルコ・コーヒーとロクム(ターキッシュ・ディライト)の組み合わせを導入するらしい、とのニュースを、7月3日付トルコ大手紙『VATAN』が報じています。

『【偉大なるペア】が日本と韓国を席巻するだろう』

トルコ・コンフェクショナリーPRグループの働きにより、『偉大なるペア』と称される≪トルコ・コーヒー×ロクム≫のセットが、日本と韓国でそれぞれ販売される。さらにその後はハリウッド映画への進出ももくろまれている。



輸出市場拡大のため、『美食の国』というテーマで展開するコンフェクショナリー グループは、日本と韓国で、【偉大なるペア】と称する≪トルコ・ロクム×トルコ・コーヒー≫の組み合わせを顧客に紹介する。
また、国外でも多く視聴されているトルコ・ドラマでプロダクト・プレイスメントの手法を用いてトルコ・コーヒーとロクムを露出していくため、制作会社とも打合せをしていく予定のコンフェクショナリーPRグループの別のターゲットは、ハリウッド映画にこのペアを持って行くことだ。
東京の展示会では【偉大なるペア】と強調してトルコ・
コーヒーとロクムを展開。
軍艦エルトゥールル号事件の125周年記念式典でもスポンサーとして2500人にトルコ・コーヒーとバクラヴァを無料提供した。
これらの活動が参考となり、ある日本のコーヒーショップ・チェーンがこれからパイロットとなる店舗を決めていき、コンセプトが当たれば全店舗に拡大する方向で進めている。

日本のモデルケースは韓国でも展開予定。


PRグループ代表のヒダーイェット・カーディルオール氏は、

「韓国でトルコ・ロクムは非常に人気が高い。韓国側提携先の企業代表が言うには、トルコ・ロクムは韓国で死ぬ前に一度は食べたい7つの内に数えられているとのこと。450店舗展開するコーヒーチェーンでトルココーヒーとロクムのセットを提供する方向で現在話が進んでいる。我々はコマーシャル・フィルムを用意し、ターゲット市場の著名人を起用する計画を立てており、国外で視聴者の多いトルコ・ドラマでもロクムやコーヒー、菓子類を露出していきたい。その次の展開としてはハリウッドがある。公開予定の映画にも製品をプロダクト・プレイスメントでPRしていきたい」

「トルコの今年の輸出目標額は30億ドル。これまでトルコは周辺地域国への輸出を重視してきたが、今近隣地域は様々な問題を抱えている。そのため、経済省も支援する形で、より遠方の市場に重点を置くようになった。日本やアメリカで展示会に参加するのはこの戦略の一環であり、その次はメキシコ、ペルーが控えている。2023年の輸出目標は100億ドル。昨年28億ドルだった輸出額は、今年30億ドルに達することが期待されている。上半期目標は10%及ばなかった。下半期に期待している。」

と話した。

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ちなみに、この記事で触れられていた「東京の展示会」について調べてみたところ、今年3月に開催されたFOODEXのことでした。3月10日付け『Milliyet』紙で以下のように報じられています。

『“華麗なるペア”が日本を席巻!!』

トルコのコンフェクショナリー企業は、ロシア、ヨーロッパ、中東が危機に陥ると、600億ドルの日本市場にトルコ・コーヒーとロクム(ターキッシュ・ディライト)でもって進出。極東の味覚に合わせてアレンジされるトルコの美味が今から注目されている。

トルコ菓子・チョコレート・ビスケット類の紹介・輸出促進のために設立されたコンフェクショナリーPRグループは、世界最大規模の食品展示会FOODEXでデモンストレーションを行った。

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人以上の日本の参加者にロクムとコーヒーの試食・試飲を行ったトルコのコンフェクショナリー企業は、複数の大企業と重要なコンタクトを取った。

トルコと日本の人々を互いに結びつけることとなった最も重要な出来事のひとつ、1890年に日本沿岸で座礁した軍艦エルトゥールル号と、救出されたトルコ海兵に対して日本人が示した親身な対応は周知の通りである。
5
月に125周年を迎えるこの出来事を題材にした映画も現在撮影が進められている(※7月6日現在、既にクランクアップしています)。
PR
グループは映画のシナリオにコーヒーとロクムが入るシーンを追加するよう、既に動いている。危機と混乱が絶えないロシア、中東、ヨーロッパに希望を見いだせないトルコ製菓セクターは、目先を極東と南米に向けた。

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グループ代表のカーディルオール氏は、次のように話している。

「極東の人々は日常的にチョコレートや甘いものをさほど多く消費しないが、本物志向の食べ物を好む。従って、我々の本物の味であるロクムをまず提案した。600億ドルの日本市場でパイを取りたい。」

「トルコの周辺国で生じている輸出減少による損失を埋めるため尽力しており、現在ターゲットを日本と韓国に向けている。最初の仕事は、トルコの美食を極東の味覚に合わせることである。例えば、バクラヴァは日本では甘すぎるようなので、ある企業と合意して製法およびポーションを極東向けに調整する。」

「コンタクトを取った日本の投資家たちは、トルコを基地として利用したいと考えている。明治をはじめとする、トルコ企業に関心を寄せる日本の大企業の内、ある大手コーヒーショップ・チェーンもトルコ・コーヒー×ロクムの組み合わせを検討している。 」

現在、トルコの日本への輸出額は3億7500万ドルで、この60%が食品である。その内ほんの10%が菓子類である。

「トルコ周辺国では40%近いデヴァリュエーションが生じている。我が国の輸出は深刻な割合で落ち込んでいる。極東市場で埋め合わせをしたい。当グループのメンバーを大規模な輸入業者と一つ一つ繋げていくつもりだ。」

「トルコ・コンフェクショナリーPRのため、今年は『Delightland(美食の国)』というテーマを打ち出している。ドバイとドイツに続き、東京は三番目。2023年に100億ドルの輸出目標額に到達するため、さらに37か国に行って、トルコが『美食の国』であることを説明していく。日本ではトルコ製品に大きな関心が寄せられている。ただし、みなさんか製品を購入する唯一の条件がある、それは品質だ。」

「トルコの菓子類輸出は平均してキロ単価3ドル前後で推移しているが、日本のような市場では価格はキロ単価5ドルに上がる。したがって、量としてはより少なく、しかし金額としてより大きな輸出が可能となるだろう。」

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FOODEX
からわずか4か月でこの急展開には驚きです。
日本でトルコ・コーヒーとロクムを楽しめる日は近い?
流行ってくれることを期待します!! 
 

2015年3月30日月曜日

The 30th JITAC European Textile Fair - 2016 SPRING SUMMER

3月24-26日、東京国際フォーラムにて、JITAC(The Japan Imported Textiles Agency Council/一般社団法人 日本輸入繊維代理店協会)主催のヨーロピアン・テキスタイル・フェアーが開催されました。

 
 


今回が第30回目となる同展示会には、93社(団体)が出展しました。(※サプライヤー数は534社)

基本的にはヨーロッパの業者限定になりますが、エージェントが付いている条件でインドからも数社参加しています。
出展者の5割はイタリアの業者となっており、フランス、スペイン、スイス、ドイツなどがそれに続きます。

トルコからはITHIB(イスタンブル繊維・アパレル輸出協会)主導で第29回から参加しており、今回は新規出展で独自ブースで展開する4社と、既にエージェントが付いていて各エージェントのブースで展開する7社を加えて、合計11社のサプライヤーが参加しました。

トルコは綿花の生産が非常に盛んであり、主な生産地としてはエーゲ地方や南東アナトリアが有名です。近年、中国に代わるオルタナティブとして、トルコの高品質な繊維・テキスタイルに注目が集まっています。
日本繊維輸入組合による2014年の報告書によれば、「30 年間でトルコの繊維製品は、低い価値の商品から高付加価値商品へ転化することにより、急速な発展を遂げている」とのことで、現在トルコ全体の輸出の19%を占めるまでとなりました。

今回の新規出展企業の内、ブース担当者に話を伺うことができた3社をご紹介します。

●BAHARIYE MENSUCAT A.S.(バハリイェ・テキスタイル)

布帛専門に生産しており、主に男性用スーツの素材を扱っています。日本にエージェントがおり、大手繊維専門商社との取引が実現しています。100%ウール混素材、受注生産を行っています。生産量は年間約500万mで、日本への輸出は大体30~40万m。主にドイツ、フランス向けに輸出を行っています。
イスタンブールの空港傍に本社兼工場を構えているため、海外とのやり取りが非常にスムーズに行えるメリットがあります。また、スイス育ちのマーケティング部長、ドイツ育ちのエリア部長など、西洋的なメンタリティを持つスタッフがいることが、海外戦略上大変重要なアドバンテージであると自負しています。

●ELYAF TEKSTIL(エルヤフ・テキスタイル)


ビスコース、綿、合成繊維、シャツ地などを生産。生産量は年間約800万m。注文に対して迅速な対応が評価されています。織・染め・仕上げの全ての工程を自社で行っているため、細かい注文に対応することが可能です。
毎回独自のコレクションを新規に開発、展開しています。主にヨーロッパに向けて輸出をしており、第一位はスペイン(生地、アパレル)。他、フランス(生地・アパレル)、イタリア(生地)などにも輸出しています。
専属デザイナーも抱えており、『MASS』という自社オリジナルのアパレル・ブランドも展開しています。所在地ブルサ。

●KIPAS(キパシュ)

従業員8000人を抱えるホールディングスで、テキスタイル、アパレルのみならず、セメント、製紙、エネルギーなど様々な分野で事業を展開しています。
テキスタイル部門では、デニム・綿・綿混が全体の生産の8割を占めます。100%自社生産となっており、紡績・織・染め・仕上げ・縫製までの工程を全てハウスプロダクションで行っているため、各工程での細かな注文に対応可能です。現在、英国やドイツなどに生地販売を行っています。ロンドン生まれのデニムブランドLee Cooperのトルコにおける小売り、マーケティング、製造権を取得し、現在トルコ国内の数々のデパートに出店、他13店舗の直営店も構えています。本社はイスタンブール、工場はトルコ南東部カフラマンマラシュにあります。


次回のヨーロピアン・テキスタイル・フェアーは10月6~8日に予定されています。
トルコもさらに規模を拡大して出展するかと思われます。ぜひトルコの高品質なテキスタイルに直接触れてみてはいかがでしょうか。


2015年3月19日木曜日

FOODEX JAPAN 2015

去る3月3日(火)~6日(金)、アジア最大級の食品飲料専門展示会であるFOODEX JAPAN 2015が幕張メッセにて開催されました。
4日間の来場者数合計は77,361人。世界中の食品が一堂に会す大展示会は、毎日大勢の出展者と来場者で大変賑わっておりました。


トルコも、例年通りエーゲ海輸出機構(EIB)がオーガナイザーを務め、トルコ・パビリオンとして昨年の33社を上回り35社が出展しました。

出展内容は、ベーキングミックス、飲料、加工保存野菜及び果物、ピクルス、製菓、菓子及びスナック類、ドライフルーツ、ドライナッツ、冷凍野菜及び果実、ジャム、蜂蜜、オリーブオイル、その他植物性オイル、パスタ製品、鶏肉製品、豆及び脂肪種子、調理済食品、ソース及び調味料類、スパイス及びハーブ類、ドライトマト、有機農産物、ハラル食品、コーシャ食品など。

中でも群を抜いて多いのは、やはりパスタ・マカロニに代表される小麦関連食品で、全体の1/3程度を占めていました。

実際に来場されたお客様からも、「トルコはパスタ類が多いけど、小麦がたくさんとれるの?」と聞かれたりもしました。

はい、トルコは小麦生産大国です。

アメリカ農務省(USDA)のデータによると、2013-14年の世界の小麦生産量は約7億1400万トン、その内トルコの生産量は1800万トンで、国ベースでは第9位(1:中国、2:インド、3:アメリカ、4:ロシア、5:カナダ、6:オーストラリア、7:パキスタン、8:ウクライナ、9:トルコ ※ランキングにEUを入れるとトルコは10位になりますが、国別で分けると上記の通りです)。(トルコの製粉業者の業界誌『MILLER Magazine』より)

そして日本のパスタ輸入市場を見てみますと、2013年はトルコからの輸入量が16495トン(構成比12.3%)で、イタリア、アメリカに次いで第三位(横浜税関資料)。トルコにとって、日本の市場は非常に大きく魅力的なようです。

トルコパビリオンでパスタ類の次に多く見られたのが、食用油。ひまわり油やヘーゼルナッツオイルなどもありますが、なんといっても数も種類も多く打ち出されているのはエーゲ海および地中海岸で取れるオリーブオイル。イタリア、スペインといった競合を前に、トルコ産オリーブオイルが日本の市場でどう位置付けられていくのか、今後の展開が気になります。
(トルコ産オリーブオイルについては、過去記事参照ください。)

また、ドライフィグやドライアプリコットといったドライフルーツもトルコからの輸入品が増えており、今回のFOODEXにも3社(団体)が出展していました。

他、目新しいところでは、鶏肉・鶏卵プロモーション組合、シーフード、エナジードリンクなどが目につきました。

私たちの生活のすぐ傍に増えてきているトルコ産品。新たな分野の開拓も楽しみです。

2015年2月19日木曜日

トルコ製スチール穀物貯蔵サイロ【2月17日付けHurriyet紙/経済ニュース】


奨励金を元に60ヶ国にサイロを輸出


アクサライでスチール製の穀物サイロの製造を行うある企業が、10年前に受けた奨励のおかげで、現在60ヶ国に向けてサイロを輸出している。

アクサライの組織工業地帯(OSB)で、10年前に設立されたマイシロ穀物貯蔵システム社(Mysilo Tahıl Depolama Sistemleri şirketi)は、その当時適用が施行された奨励法の範疇で受けた奨励によりスチール製穀物貯蔵サイロの製造を開始した。

付加価値税の免除、関税の免除、所得税控除などの奨励のチャンスを活用したこの会社は、投資額を日々上乗せした。年間で約400万トンの貯蔵容量を持つスチール製サイロを製造する会社の工場には現在800人の従業員が雇用されている。

部長のセファ・サアチオールは、アクサライのOSB(工業地帯)で製造したスチール製穀物貯蔵サイロの50%は輸出されていると話す。

このスチール製サイロと同時に、サイロへの充填・搬出作業に必要な設備の製造も行ったと話すサアチオールは、次のように述べた。

「今現在60以上の国に向けて輸出している。我々の市場はあちこちに点在している。ロシアへの輸出に取り組んでいるが、ロシアでルーブル危機があったためロシアのマーケットは縮小している。極東にも取り組んでいる。もしそちらの方面で問題が発生した場合はアフリカのマーケットに方向を変える。また、南米諸国にも送っている。」

奨励金は大きく貢献した

サアアチオールはトルコ南東部で投資を行う企業が得ている奨励と同じものをアクサライの企業も活用することができることを強調し、工場を設立して今日の状態にまで発展させるのに奨励金が大きな役割を果たしたことを指摘した。

「奨励法はアクサライにとって大きな支援であると思った」と話すサアチオールは、
「従業員控除と投資控除が非常に役に立った。それ以前には土地が無料で提供されていた。そういった支援もたくさんあった。我々は日々投資額とキャパシティーを拡大していった。今工場には800人近くの従業員がいる。キャパシティー、質ともに、ヨーロッパで第一線に並ぶ製造業者の一つであると自負している」と話した。