2016年8月30日火曜日

リオ五輪結果&リオ・パラリンピック

<トルコとの貿易・輸出入、トルコ投資、トルコ進出を考える日本の企業様へ>

8月21日にフィナーレを迎えたリオデジャネイロ・オリンピック。
当ブログではトルコ人選手の活躍についてご紹介いたしました(『リオ五輪、トルコの注目選手』参照)。

トルコの最終獲得メダル数は下記の通りでした。

レスリング           金:1   銀:2   銅:2
ウェイトリフティング            銀:1
陸上競技                          銅:1
テコンドー                       銅:1
合計                金:1   銀:3   銅:4

トルコに今回唯一の金メダルをもたらしたのは、レスリング男子フリースタイル125kg級に出場したタハ・アクギュル選手。

http://aa.com.tr/tr/dunyadan-spor/milli-guresci-taha-akgul-rioda-altin-madalya-kazandi/632308
過去2年間、同階級の世界チャンピオンだそうです。

ルザ・カヤルプ(レスリング男子グレコローマン130kg級)に続いて二つ目の銀メダルをもたらしたのは、レスリング男子フリースタイル86kg級のセリム・ヤシャール選手。

http://www.haberturk.com/spor/2016-rio-olimpiyatlari/haber/1285194-selim-yasar-tokyoda-birakacagim
東京オリンピックで金メダルを取って、レスリング人生に終止符を打つ、と話しています。

レスリング男子フリースタイル74kg級ソネル・デミルタシュ選手は、レスリング男子グレコローマン98kg級のジェンク・イルデムに続いて銅メダルを獲得。

http://www.haberturk.com/spor/2016-rio-olimpiyatlari/haber/1284763-soner-demirtas-rioda-bronz-madalya-kazandi
ヨーロッパ選手権では金や銀のメダルを獲得したこともあるデミルタシュ選手、オリンピック出場は今回が初。

さらに、陸上男子400mハードルで、ヤスマニ・コペロ選手が48.61秒で銅メダルを獲得。

http://www.haberturk.com/spor/2016-rio-olimpiyatlari/haber/1285289-yasmani-copello-escobar-turkiyeye-yerlesiyorum
29歳、キューバ出身のコペロ選手は、今回のメダルは成績不振により追い出された祖国キューバへの返答だとし、大好きになったトルコでの永住を公言しています。

最後に、今回トルコで唯一の女性メダリストは、テコンドー女子67kg級のヌル・タタル選手。

http://www.tgrthaber.com.tr/saglik/nur-tatar-olimpiyatlarda-turk-kadininin-gururu-oldu-138661
この美しい女性、実はロンドン五輪では銀メダルを取っており、トルコで女性の選手が二大会続けてメダルを取ったのはこれが初めてだそう。
今回のメダル獲得で、トルコのオリンピック史上女性がもたらしたメダルは9個となりました。

さて、五輪の興奮冷めやらぬうちに、今度はパラリンピック(9月7日-18日)が始まります。

トルコは1992年に初めてパラリンピックに参加し、以降1996年を除いて毎大会で選手を送り出しています。

今大会では、下記競技にトルコの選手たちが参戦します。

・視覚障害者5人制サッカー
・アーチェリー
・ゴールボール
・柔道
・射撃
・車いすバスケットボール
・車いすテニス
・競泳
・卓球

トルコの国家パラリンピック委員会のヤウズ・コジャオメル委員長は、2012年ロンドン・パラリンピックの時、トルコ・パラリンピック委員会の初の公式な広報誌の挨拶で、次のように述べています。

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私が障がい者スポーツ連盟の長に就任した1998年当時、トルコの身体障がい者スポーツクラブは18しかなく、視覚障がい者のスポーツクラブは皆無でした。知的障がい者はスペシャルオリンピックの範疇での活動が中心でした。
今、トルコ全土を見渡すと、身体障がい者スポーツ連盟の傘下に126団体、視覚障がい者スポーツ連盟傘下に89団体、知的障がい者スポーツ連盟傘下に170団体があり、様々な競技種目で活動を行っています。
過去10-15年でかように急激に成長し、実に多くの種目で国際的な活躍の報告が相次ぐようになりました。
ガラタサライ車いすバスケットボールチームが欧州で、後に大陸間世界チャンピオンとなりその地位を守り続けていることも、陸上、卓球、射撃、アーチェリー、ウェイトリフティングなど様々な種目でトルコの選手が欧州や世界でメダルを獲得したことも、全て偶然ではありません。
私たちがトルコの国家パラリンピック委員会を設立した2002年当時、この分野でトルコはヨーロッパから40年遅れていました。1960年にローマで開催され、21か国から400人の障がい者の選手が参加した初のパラリンピックには、トルコの選手はいませんでした。1992年バルセロナで、そして2000年シドニーに一人ずつ名目上選手を送った時は、わが国には国家パラリンピック委員会すらありませんでした。
2004年アテネ・パラリンピックに5種目8選手、2008年北京では7種目16選手がトルコ代表として参加しました。いずれも金メダル、銅メダルを獲得してきました。今、ロンドン・パラリンピックを前に見渡せば、トルコの参加選手の数は北京の2-3倍となっています。メダル獲得数もこの参加数の増加と比例することでしょう。
トルコのパラリンピックにおけるこの短期間の急激な飛躍は、世界各国を驚かせています。
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トルコの障がい者スポーツ、意外にもこんなに盛り上がっていたのですね。
リオでの活躍に期待したいと思います。


トルコ国家パラリンピック委員会Facebookより(https://www.facebook.com/turkiyemilliparalimpikkomitesi/)

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