2014年12月13日土曜日

トルコ、庶民の味「イズミール編」

テーマが「食」続きでいささか恐縮だが、先日も海外によく出る人たちと話しをしていて、「日本に戻ってきて何が印象に残っている?」と尋ねてみると、答えは「現地で食べたもの」との答えが躊躇なく返ってきた。もちろん、目的である仕事のこともあるわけだが、食の 占める比重と言うか割合は大きい。

筆者は日本企業の皆さんと一緒に海外に出ることが多い。トルコはもとより、アメリカやポーランドも多く、インドにもある展示会で毎回出向いている。現地では高級料理から手頃な「庶民の味」に至るまでなるべく幅広く食体験ができるようにしている。「食文化」と言われるぐらい、食を介してその国をみることが一番その国を理解するのに早道と考えるからだ。

イズミールは年に何度か出向くところだが、今回、やっとバザールに立ち寄ることができた。現地のトルコ人通訳者が贔屓にしているお店で、ランチは必ずここで食べるとのことで案内してもらった。現地の人がここがいいというお店は先ず外れることはない。

ここの店は何十年も同じ人が店に立っているとのこと。まあ、むくつけきメシ屋のオヤジが顔を並べ愛想はないが味はまずまず。スープが美味しかった。

何十年も同じ顔ぶれのむくつけき店のオヤジたち

トルコのレストランは入り口で自分が食べたいものを注文する場合が多い。ここもそうで、実際の料理を目の当たりにみて選べるので当たり外れがほとんどない。典型的なトルコの日常の料理、庶民の味である。味付けは日本人の舌に合う。あぶらを多用しているので毎回毎日は重い。その点を除けば、野菜に魚、羊・鶏など、栄養バランスは良い。

魚のフライは実に旨い!

店を入ると料理が並んでいる

みんなでシェアーして食べた料理

トルコのバザールだが、この一種独特の人の息づかいが伝わる雰囲気と臭いは、古き良き日本の昭和の香りと交わる気がする。今で言えば、アメ横に近い感覚だ。上野と御徒町を結ぶ細く店舗が密集したあの独特のエリア、トルコのバザールとかぶさる感覚である。

人の息づかいが直に伝わるバザール

地べたに店を構え食べ物を売る人たちがバザールの重要な一画を成している。左からニンニク、クルミ、そして栗が置かれている。

この行商のスタイルがなんともいい風情を醸し出している

この写真は日本だが、このスタイルは万国共通だ
(写真の出所不明、Yahoo!検索から画像借用)

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